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た行


だいじょうぶ
(2004年8月16日)
たそがれ
(2004年6月18日)
ちいん
(2004年5月19日)
つくつくぼうし
(2004年8月26日)
つまくれない
(2004年8月25日)
つわもの
(2004年9月30日)

              『大丈夫』(だいじょうぶ)   

 ☆--------------心配ないこと、あぶなげのないこと------------



 「丈夫」とは、「ますらお」のこと。
 「益荒男」とも書きますが、健康で、たくましい成人男子のことです。
 
 それを強調して、『大丈夫』。
 
 
 つまり、そんな人がそばに居るぐらい、安心で、心強いということなんですね。
 
 
 いつでも、そんな人が居てくれたら、本当に、心配ないですよね。
 
 でも、居るんです。
 
 どこにって?
 
 
 あなたの心の中に。
 
 
 誰の心の中にも、いろんな自分が居ませんか?
 
 傷つくことを恐れる自分、つい流されてしまう自分、現実から逃げたくなる
 自分・・・
 もちろん、前向きな自分も、がんばり屋の自分もいるでしょう。
 
 そして、『大丈夫』さんも必ず居るんです。
 
 
 あなたの『大丈夫』さんは、今どこに居ますか?
 
 もし、心の隅っこに居る時は、そっと呼びかけてみましょう。
 
 「大丈夫・・・」
 
 『大丈夫』さんがにっこり微笑むまで・・・。
 
 「大丈夫、大丈夫・・・」
 
 
 ほら、にっこり微笑んだ。
 もう、あなたは、『大丈夫』!
 
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              『黄昏』(たそがれ)   

 ☆--------------夕暮れ時・夕方------------



 昔の夕暮れは、今よりもっと薄暗く、人の顔も見分けにくかったのでしょうね。
 
 「誰(た)そ?彼」(あの人は誰?)
 
 と言う言葉が、『黄昏』の語源だそうです。
 
 
 漢字は、中国語をそのまま当てたものですが、とってもステキですね。
 
 「昏」は、薄暗いという意味。
 
 まだ、太陽の光の輝きが、少し残っているという感じがします。
 
 
 
 これに対して、朝の薄暗い時刻は、「彼は誰時」(かわたれどき)と言うそう
 です。
 
 
 
 それはそうと、火星の夕焼けは青いそうですね。
 
 昼間の空は赤く、夕方になると、その赤い空が、青く染まっていくのだそうで
 す。
 
 なんて幻想的なんでしょう。
 
 その青い夕空の下では、いったい、どんな言葉が生まれてくるのでしょうね。
 
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              『知音』(ちいん)   

 ☆--------------親友、心の友------------



 知り合いや、男女の仲にも使われるようですが、もともとは、中国の故事に
 由来する言葉です。
 
 
 昔、中国に、伯牙という琴の名手がいました。
 彼の親友・鐘子期は、伯牙の演奏の音色を聴いただけで、彼の心境まで理解
 してくれたそうです。
 
 
 『知音』の“音”とは、琴の音だったのですね。
 
 
 この二人の故事からは、いろいろな言葉が残っています。
 前に取り上げた『琴線』も、そのひとつです。



 言葉も、音楽も、何かを伝えるために、進化してきたもの。
 
 自分のことを本当に理解してくれる人は、かけがえのない存在です。
 
 
 伯牙も、よき理解者がいたからこそ、努力し続けることができたのでしょう。
 
 
 彼は、鐘子期が亡くなった後、琴の絃を切ってしまい、二度と奏でることは
 なかったそうです。

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               『寒蝉』(つくつくぼうし)   

 ☆--------------晩夏から初秋頃に鳴くセミ------------



 “ツクツクボーシ”と鳴くから、『つくつくぼうし』。
 
 そう思い込んで聞くと、“ツクツクボーシ”としか、聞こえませんね。
 
 
 でも、昔の人は、さまざまな聞き方をしたようですよ。
 
 
 筑紫(つくし)の人が、旅に出て、途中、病気で亡くなってしまいました。
 その魂が、セミになって、「筑紫恋し、筑紫恋し」と鳴く・・・
 
 という伝説もあります。
 
 
 「美し、佳し(うつくし、よし)」と聞いた人
 「つくづく惜し」と聞いた人、
 「つくづく憂し(うし=つらい)」と聞いた人・・・。
 
 
 
 ツクツクボウシだけではありません。
 
 ミンミンゼミは、「ミウミウ(見う見う=会いたい会いたい)」と鳴き、
 クマゼミは、「シカシカ(然か然か=そうだそうだ)」と鳴いたそうです。
 
 
 今では、音を写し取るだけの鳴き声も、昔は言葉として聞いたのですね。
 
 今より、もっともっと自然と会話できたのでしょうね。
 
 その中で、自分の心を、見つめ直していたのかもしれません。
 
 
 
 『寒蝉』の鳴き声、あなたは、どう聞こえますか?
 
 
 
 *『寒蝉』(かんぜみ)ともいいますので、あえて、『つくつくぼうし』という
 読みを当てさせていただきました。

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                『爪紅』(つまくれない)   

 ☆--------------鳳仙花(ホウセンカ)の異称------------



 「つまべに」、「染指草」(せんしそう)とも言われます。
 
 
 昔は、鳳仙花の花で、爪を染めました。
 
 マニキュアですね。
 
 その歴史は、平安時代からと言われますから、爪のおしゃれの歴史も、かなり
 古いのですね。
 
 
 そういえば、楊貴妃も、爪を染めていたそうです。
 
 「鳳仙花」は、中国を経て、日本に伝わったそうなので、もしかしたら、同じ
 方法で染めていたのかもしれませんね。
 
 
 
 実が熟すと、種が勢いよく、はじけて飛びます。
 
 そのことから、英語名では、「touch me not」というそうです。
 
 
 
 男性の気をひくために、爪を染めているくせに、「私に触れないで!」という。
 
 男の方は、頭を抱えるかもしれませんね。
 
 
 ごめんなさい・・・
 
 これが女心です。

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                『兵』(つわもの)   

 ☆--------------強く勇ましい人、勇士------------



 『つわもの』とは、「つばもの」から変化した言葉で、もともとは、武器や
 武具のことでした。
 
 「つばもの」の「つば」は、「鍔」。刀の鍔のことですね。
 
 
 やがて、兵士をさすようになり、次第に、勇気のある強い武士をさす言葉に
 なりました。
 
 
 今では、武器という意味で使われることは、ほとんどありませんね。
 
 
 
 すぐれた技量と精神力を持ち合わせた人こそ、どんな武器にも勝るんだという
 ことだと思います。
 
 
 
 生まれついての『つわもの』はいません。
 
 あんなに小さくて弱い赤ちゃんが、やがて、『つわもの』に成長していく過程
 には、自分を磨き続けた、それぞれの歴史があったのでしょうね。
 
 
 
 オリンピックでは、真の『つわもの』達が、さまざまな夢を見せてくれました。
 
 
 さあ、次は、私たちの番ですね。

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